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霊能者さんと言っていいのか。
普段はお花屋さんをしている、修行された方がいて、友達の紹介で何度かみてもらった事があった。
私は子供が出来ても流れやすく3回、流産していたので、その子たちの供養の仕方も教えてもらっていた。
霊能者さんにウチに来てもらう日が来た。
長男は家にいて来る事を伝えていたが「そんなんで俺が学校に行くようになると思うなよ」と鼻で笑っていた。
霊能者さんはウチの中をクルッと見回して、私と長男をジッと見ていたが黙って「始めようか」と神棚に向かって拝み出した。
ご祈祷が終わって長男と話してくれていたが「大丈夫だね。何も無い」
「学校はなんで行かないの?」と聞いていた。
長男は「行っても無駄だから」と答えていたが
諭すように話してくれたお陰で最後は素直に話しを聞いていた。
「明日から行く」と答えていて奇跡を見てるようだった。
長男が部屋に戻りお茶を出していると「あの子は甘えてるだけだよ。大丈夫。それよりあんたの方が心配だね。疲れきってるだろう。ゆっくり休まないといけないよ」と言ってくれ張りつめてた神経が緩んで泣いてしまった。
お前のせいだと夫と子供に言われ自分を責めていた事や、長男に振り回されヘトヘトになっていた私は疲れきっていたのだ。
驚いた事に次の日から長男は学校に行くようになった。
休みがちではあったけど、受験に気持ちも向かうようになったのを見て安堵した。
本当に奇跡を見ているようだった。